【開業インタビュー】経験を積み、故郷に戻って整体院を開業｜整体院SAKAI家の酒井さん

2024年02月18日

VSIDEの開業支援

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VSIDEを活用して開業した方を紹介するシリーズ。今回は、12年間福岡で柔道整復師として勤務したのち、佐世保に戻って整体院を開業した酒井さんを紹介します。酒井さんには独立した経緯やVSIDEを利用した感想などを伺いました。

痛みを根元から治療し、早期改善を目指す

ご自身の簡単な紹介と事業について教えてください。

酒井紘平です。柔道整復師という国家資格を持っています。今年の8月に長坂町で「整体院 SAKAI家」を開業しました。

18歳から整体院で働き始め、25歳の時に勤めていた福岡の整体院で院長になりました。10年働いたあと、ほかの整体院でも2年働き、独立を機に佐世保に戻ってきました。

私の整体の特徴は、痛みの源を探ってピンポイントで治療する点です。今は気持ちよくマッサージして終わる整体もありますが、私の施術はしっかり痛いですね（笑）。痛みの原因を見つけて取り除く治療で、早期治療を心がけています。

どのようなお客様が多いですか？

20代から40代の女性のお客様が多く、紹介で来てくださる方がほとんどです。産後ケアの骨盤矯正で来られる方もいらっしゃいます。ほかにも建築や土木関係に従事しているお客様もよく来てくださっています。

開業して5か月ほど経ちますが、すでに100人の方に来ていただきました。1日2、3人のペースで施術しています。お客様には1か月に1回のメンテナンスで来ていただくよう設計しています。

開業の経緯

開業のきっかけは？

この仕事を始めた時から、いつかは独立したいと思っていました。独立を強く意識し始めたのは、 25歳の時に院長になってからです。
経営や後輩の指導など、さまざまな知識を得られるようになった時に、自分でやった方がよいのではと思うようになりました。

というのも、私が勤めていた整体院は多店舗経営だったので、私一人の裁量で経営方針やお客様へのサービスについて決められなかったからです。なので自分でやったほうが早いし、自分らしい経営とお客様へのサービスができると思い開業を決意しました。
それ以外にも、売上を上げればその分自分に戻ってくるというのも魅力に感じました。

開業までご自身でどのような取り組みをしていましたか？

開業に向けた準備として、実際に独立した先輩に聞いて回っていました。幸運にも、2店舗目の整体院には経営者のお客様が多かったのでいろいろ聞けました。本当は2店舗目を辞める時に独立したかったのですが、いろいろ事情があり2年ほど仕事をしながら開業に向けて準備をしていた感じですね。

顧客のいる福岡も検討したのですが、テナント料など維持費もかかるので佐世保で開業を決めました。両親からも佐世保で開業することを提案してくれたので、それも大きかったと思います。

補助金を活用して予約システムやPOSレジシステムを導入

VSIDEを利用して

VSIDEはどのようにして知りましたか？

銀行からの紹介です。佐世保に戻って銀行に行った時に VSIDEの小澤さんを紹介いただきました。

VSIDEスタッフとはいつ頃何回面談しましたか？実際に相談してどうでしたか？

5月の連休明けに初めて小澤さんと面談を行いました。そこから3回ほど相談しにVSIDEに行きました。
小澤さんからはお金を借りる難しさについて教えてもらいました。正直、簡単にお金を借りられると思っていました。けれど、そうではなかったですね。出ばなをくじかれました（笑）。お金を借りるためには事業計画をしっかり立てることが重要でした。毎回厳しいアドバイスが入り、結構へこんだりもしました。
でも、簡単に「大丈夫ですよ」と言われるよりよかったです。厳しめの基準で考えてもらったので逆に落とされる不安がなくなりました。

融資はスムーズでしたか？

はい、拍子抜けするぐらいスムーズでした。いろいろ聞かれるかもしれないと思って、話す練習をして行ったのですが、あっさり書類を受領してくださり、融資も通りました。

面談のほかにどのようなサポートを受けましたか？

1つは事業計画書の作成です。4回の面談で聞き取りをしてくれ作成してもらいました。それと、予約システムやPOSレジシステムを扱っている企業の紹介ですね。補助金の申請（中小企業デジタル化支援事業補助金）もしてキャッシュレスレジを導入しました。

酒井さんは5月に最初の面談があり、8月には開業しました。約3か月で開業したのですが、予定通りでしたか？

開業をもっと簡単に考えていたので、3か月もかからないと思っていました。でも事業についていろいろ考える時間が取れたので、それはそれでよかったと思います。

SIDEを利用するとどのようなメリットがあると思いますか？

開業の知識がゼロでも、担当の方がいろいろ調べてくれるところです。
小澤さんに市場のニーズについて調べてもらったことで、自分と世間との認識のギャップがあることに気付けました。自分はいろいろ調べていてわかっているつもりでしたが、抜け落ちていた視点があり目からウロコでした。

支援を担当した小澤と

これからの目標について

今後について目標などはありますか？

おもちゃ箱みたいな整体院を目指しています。カフェとか、美容室みたいな空間の要素も取り入れたいと思っています。とにかく患者さんにあった施術と環境を整えていきたいですね。

それと、ずっと先の夢ではあるのですが、最終目標として老人ホームも開きたいです。それまでに複数店舗を運営しようと計画しています。複数といっても全て整体院ではなく、さまざまな業種を考えています。たとえば整骨院や、シニアの方が働く料理教室、認知症の方が働けるカフェもやってみたいです。
屋号の「SAKAI家」のように、経営者の店主の名前で「○○家」と付けて佐世保の「家系」を作りたいですね。グーグルマップに家のアイコンを散りばめたい（笑）