2023年08月22日
ホームページ制作
起業時に助かる!覚えておきたいホームページ無料作成サービス4選
起業・経営に役立つ知識
起業時に、事業宣伝・商品販売等を目的とした自社のホームページを持っておくと、営業活動をする上で便利です。
ただ、自力でホームページを作成できない・外注しようにもお金がないなどの理由から、SNS等で受付対応しているケースは珍しくありません。
しかし、HTML・CSSなどの技術がなくても、無料でホームページを作成できるサービスは増えてきています。
この記事では、起業時に知っておくと便利な、ホームページ無料作成サービスを4つご紹介します。
Wix
Wixは、世界190ヵ国・2億人以上の人々が使っている、Webサイト作成ツールです。
運営元のWixは、2006年にイスラエルで誕生した企業で、日本法人である「Wix.com Japan株式会社」は2019年に設立されています。
基本的にはサービスを無料で使用できるため、使い勝手を確認してから本格的に使用するかどうか検討できます。
独自ドメインを取得して使用したい場合は、有料プランへの切り替えが必要になります。
Webデザインについて、豊富なテンプレートの中から選ぶことができ、マウスによるドラッグ&ドロップだけでページ作成の作業が完了します。
機能面でも充実していて、SNSと連携したサイト、クレジットカード払いに対応したECサイトの作成も可能です。
ただし、機能面での制限があり、一度決めたテンプレートを途中から変更できないなどのデメリットもありますから、企業の成長に合わせてホームページを変更・更新しようと考えている場合は注意が必要です。
海外のサーバーを利用していることから、ページの表示速度が遅いため、顧客が長いロード時間を敬遠して離れてしまうおそれもあります。
WIX公式サイト https://ja.wix.com
ペライチ
ペライチは、1ページ分のWebサイトにつき、サイト作成の知識なくノーコードで作成できるサービスです。
1ページで完結するホームページの作成に適しており、Web広告に使用するようなページの作成に用いられます。
プログラミング・Webデザインスキルが必要なく、豊富なデザインテンプレートの中から、自分が欲しいページを素早く作成できます。
無料プランで一定の成果が出た場合は、より詳細なカスタマイズが可能な有料プランへの移行も可能です。
デメリットとしては、作成できるページの数が少ないことがあげられます。
無料では1ページのみ、有料プランでも最高で20ページまでという上限があるため、たくさんの種類の商品を宣伝するような使い方には向いていません。
ペライチ公式サイト https://peraichi.com/
Googleサイト
検索エンジンで有名なGoogleが提供する「Googleサイト」は、PowerPointなどを操作するような感覚でWebサイトが作れるサービスです。
Webサイト作成のほか、社内での連絡事項を確認できる掲示板、情報共有を目的とした社内ポータルとして使うこともできます。
Googleサイトを使用するメリットは、Googleアカウントを持つ人同士で、共同編集が可能な点です。
Googleドキュメントシート・スプレッドシートを共有するのと同じように、複数人でサイトに変更を加えると、その変更点はリアルタイムで更新されます。
ブラウザにGoogle Chromeを使用している、Gmailのアドレスを持っているなど、Googleが提供するサービスを使う機会が多い人にとっては、サイト作成時の操作は楽かもしれません。
商用を想定するのであれば、イベント・セミナー等の案内ページを作成するのに活用しやすいでしょう。
ただ、デザインのテンプレートはお世辞にも多いとは言えないため、総じて簡易的・シンプルなレイアウトの出来になってしまう点には注意が必要です。
コーポレートサイトや企業情報の定期的な更新に使うというよりは、当座の情報公開用ホームページと割り切った方が賢明です。
Googleサイト公式サイト https://workspace.google.com
STUDIO
STUDIOは、無料で使えるホームページ作成サービスとしては自由度が高く、デザイン性の高いサイトをコーディングの知識なしで作成できます。
企業ホームページ向け、飲食店向け、新商品・サービス紹介ページ向けなど、ジャンル別にテンプレートを探すことができ、ホームページ作成の手間が省けます。
開発会社が日本企業ということもあり、日本語での問い合わせが可能なことから、運用中に問題が生じた場合も安心してサービスを利用できます。
WordPressなどを使う場合と違い、自分でサーバーを用意する必要がないのも、運用面ではメリットと言えるでしょう。
ただ、本格的に自社ホームページとして運用しようとすると、実装できる機能が少ない一面はあり、例えば記事(コンテンツ)を投稿して露出を増やすような戦略には向きません。
また、ネットショップ機能なども備わっておらず、ユーザー数も少ないため、Web・書籍から情報を集めにくい点はデメリットとなるでしょう。
STUDIO公式サイト https://studio.design/ja
まとめ
以上、起業時に覚えておきたい、ホームページ無料サービスを4つご紹介してきました。
いずれも、事業者が宣伝等に活用する上では、一定以上の機能が利用できるサービスとなっています。まずは無料で使ってみて、使い勝手や効果の面で納得できたら、将来的に有料プランに変更するのがよいでしょう。