2023年03月20日
VSIDEイベント/Start Up 99
【第4回Start Up99】ビジコン最終審査会まとめ/佐世保商業チームが4冠達成!
特集・イベント
2023年3月11日(土)に開催された西九州させぼ広域圏ビジネスプランコンテスト【通称Start Up99】の最終審査会。30組の中から書類審査を通った11組が登壇し、渾身のプレゼンテーションを行いました。
本記事ではコンテスト当日の様子や受賞したビジネスプランを紹介いたします。
新たなビジネスに対する関心の高まりが感じられた大会
Start Up99は高校生から一般、スタートアップの企業まで、ビジネスプランを持ったさまざまな方が参加できる大会です。
With コロナの時代を迎え、今回は一般観覧者を入れての開催となり、多くの方に来場いただきました。会場の市民文化ホールは熱気にあふれ、来場者の真剣に耳を傾ける姿がとても印象的でした。
審査を待つ時間や大会後は参加者の交流会が行われ、参加者の方々が登壇者に熱心にアドバイスされる様子が伺えました。また、開催趣旨に賛同いただいた企業による協賛も増え、新たなビジネスに対する関心の高まりが感じられる大会となりました。
審査の基準は3つ。「新規性、成長性、実現性が高い」「地域の強みを活かす」「コロナ禍のピンチをチャンスに変える」という観点から評価されます。
第4回の大賞に選ばれたのは、佐世保商業高校チームのプラン「見えるを平等に」です。佐世保商業高等学校チームは大賞のほか、3つの企業賞も受賞し、みごと4冠を達成しました。大賞発表の際は場内にどよめきが起き、高校生の快挙に万感の拍手が送られました。
大賞に選ばれた佐世保商業高校チームと岸原審査委員長
大賞の選定に際しては「世界を目指すようなスタートアップを輩出したい」という開催趣旨と合致していた点が評価のポイントでした。また、障害者のよりよい日常を支援したいという想いが「1人も取り残さない」といったグローバルな視点にも通じ、素晴らしいという評価に繫がりました。
審査委員長の岸原稔泰さん(一般社団法人Startup GoGo代表理事)からはコンテストの総評として
「身近な課題から解決策を考えたことはよいこと。ただ、そこで終わったら小さく終わってしまう。人々の痛みに近い『無いと困るもの』を見つければ大きなビジネスになる。StartUp99の良いところは、佐世保市だけでなく広くさまざまな地域の方が関わっている点。協力しながらビジネスが生まれたらコンテストの意義も高くなる」
と激励されました。
受賞したビジネスプランの紹介
【本選】
大賞
「見えるを平等に」
百武萌愛・別府美杏・金崎凛音:佐世保商業高等学校
視覚障碍者の歩行をサポートするAIを使った眼鏡や骨伝導イヤホンを作るプラン。
危険察知機能だけでなく、人の表情を判別したり、道で友人を判別するなど、健常者と変わらない日常を届けるためのデバイスの開発を提案しました。
(コメント)
たくさんの賞をいただき驚きました。他の方のプレゼンから学ぶことがたくさんありました。今回の受賞を自信にしてアイデアを実現していけたらと思っています。
準大賞
佐世保世知原町発!新しいお茶の楽しみ方を創造する新ブレンドティー「佐世保がじら」
林由佳:佐世保がじら合同会社
若年者の緑茶の消費拡大と、世知原茶の販路拡大のきっかけ作りとして世知原茶を使ったブレンドティーを開発。和紅茶、ほうじ茶、ハーブとのブレンド茶など20種類を展開中。
(コメント)
みなさんのプランが聞けるのを楽しみにして参加しました。これからも地元の素材を使って新たな商品を作って規模を少しずつ大きくしていきたいと思います。
準大賞
自給自足のシェアリング
下高敏彰:株式会社ミライステラス
未来に棚田を残していくためにコンテンツを創造する棚田の活用を提案。稲作だけでなく、キャンプや灯篭づくりなどのアクティビティなどを通し、棚田に訪れる人が村づくりを楽しむ活動を進めている。
(コメント)
みなさんが棚田の活動に関心を持っていることに驚きました。今回の賞がとても励みになったので突き進んでいこうと思います。これからも棚田で活動しているので遊びに来てください。
チャレンジ賞
Campingケータリングサービス~ぷらっとキャンプ「ぷらキャン」DX~
森永博昭:合同会社西九州させぼ地域商社
気軽にキャンプをしたい人向けに、設営から食事の手配までお手伝いをするビジネスプラン。地域の特産品を使った料理や乗馬などのアクティビティを提供する。
(コメント)
これまで4回参加しました。これからは4つのビジネスプランをしっかり育てていき、売れる商品として世に出せるよう注力して行きたいと思います。
次世代起業家賞
グローバルヴィレッジ in ハウステンボス
喜多愛佳・藤山姫帆・徳田愛海・加賀叶多:佐世保北高等学校
ハウステンボスでの国内留学プランを提案。国際色豊かな街の特性を活かし、低コストで安全な留学としてハウステンボスを利用した語学研修を考案しました。
(コメント)
賞をもらえるとは思っていなかったのでとてもびっくりしました。プロの方からたくさんアドバイスをいただきました。貴重な経験ができたので、これからも地域活性化のプランを考えていきたい。
【企業賞】
株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ賞
佐世保世知原町発!新しいお茶の楽しみ方を創造する新ブレンドティー「佐世保がじら」
林由佳:佐世保がじら合同会社
エミネントスラックス賞
自給自足のシェアリング
下高敏彰:株式会社ミライステラス
西海みずき信用組合賞
見えるを平等に
百武萌愛・別府美杏・金崎凛音:佐世保商業高等学校チーム
庭建賞
Get New Life~人生にサウナというスパイスを~
和田航大・江里口太郎:長崎国際大学・ひーらぼ21
全国共通の「サウナのサブスク」を提案。昨今のサウナブームで利用者が増え、混雑が見られる。金額別のサブスクを使うことで利用時間を分散させ、利用者が心地よく使える環境を作る。
トラストパーク賞
見えるを平等に
百武萌愛・別府美杏・金崎凛音:佐世保商業高等学校
パーソナルワークスデザイン賞
見えるを平等に
百武萌愛・別府美杏・金崎凛音:佐世保商業高等学校
GEUDA & WEBLIFE賞
棚田の水位管理を解決する水位調整デバイス
中村靖太郎・東怜生:佐世保工業高等専門学校
棚田専門の水位調整デバイスの活用プラン。超音波センサーとアプリを利用し、遠隔から棚田の水管理を行う。
※本記事は西九州させぼ広域都市圏ビジネスプランコンテスト【Start Up 99 】公式サイトより転載したものです
VSIDEについて
VSIDEは年間を通し、ビジネスを始めたい人の支援を行っています。またStartUp99に向けてセミナーを開催したり、個別相談なども受けています。
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