2023年12月20日

ビジネスのヒント

外国人向けビジネスのヒント|佐世保だからこそできるビジネスプランとは

起業・経営に役立つ知識

 

佐世保といえば「米軍基地のある街」というイメージを持つ方も多く、外人バーなどの飲食店が他の都市に比べて多い傾向にあります。
外国人観光客の入国者数上限撤廃などを受けて、佐世保市の観光客数が改善傾向にある中、佐世保で新たに外国人向けビジネスを始めようと考えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、外国人向けビジネスのヒントと題して、佐世保だからこそできるビジネスプランについて解説します。

 

 

佐世保にチャンスが転がるインバウンドビジネス

インバウンドとは、主に観光業界で「外国人が日本を訪れる旅行」を指す言葉です。
訪日外国人の多くは、日本の文化・観光名所などに魅力を感じて日本を訪れます。

そのため、歴史・伝統が根付く京都や、観光地として日本人からも人気を集める北海道などを訪れたいと考える外国人は多く見られます。
その一方で、日本を訪れる外国人の中には、観光客向けの体験ではなく「今の“本当の日本”の姿を知りたい」というコアなファンもいます。

長崎県は、鎖国を続ける江戸時代も海外と取引を続けていたため、数ある日本の都道府県の中でも独自性の高い慣習・歴史を持っています。
それに加えて、佐世保は外国人を受け入れやすい土壌も比較的整っていることから、普段の生活に根差した料理のメニューや観光プランを練るだけでも、外国人を引き付ける可能性があるのです。

 

想定される具体的なビジネスプラン

佐世保という環境を活かし、インバウンド向けのビジネスプランを考える場合、具体的にはどのようなものがイメージできるでしょうか。
発想次第で様々な回答が考えられますが、佐世保の本当の姿を見せるのであれば、あえて「住民」目線でプランを練るのが得策と言えるかもしれません。

一例として、佐世保には様々な佐世保バーガーやレモンステーキなどご当地メニューがあり、比較的最近になって生まれたメニューもあれば、古くから親しまれてきたメニューもあります。
こういったメニューの特徴や味について、英語やその他の言語で紹介するだけでも、本物の体験を求める外国人にとっては嬉しいはずです。また日本風のカレーがインドで人気になるように、日本人の味覚は繊細で外国人にも受け入れられやすい傾向があります。本場のものと比較し、楽しんでもらうのも良いでしょう。

他には、長い歴史を持つ三川内焼(みかわちやき)の窯元での絵付け体験、島暮らしが体験できる民泊プランなど、先発するサービスをヒントに新しいアレンジを加えて提供するプランが考えられます。
「ウチの周りには外国人に提供できるものなんてない」と考えている人は、普段の生活・イベントに目を向けてみると、意外と面白そうなものが見つかるかもしれません。

 

円安だからこそできる「強気」な価格設定

実際に外国人向けビジネスをスタートさせようとする際は、通貨の違いなどを考慮する必要があるため、価格設定をどうすべきか悩む人も多いかもしれません。
日本では円安傾向が続いているため、この状況を活かし、各種イベントの参加費を現地価格にしてもよいでしょう。

海がない地域からやって来た外国人の中には、佐世保の海で過ごす時間が貴重だと感じる人も多いでしょう。
日本人がつい検討してしまうような価格帯であっても、ドル・ユーロなどと比較して相対的に安いと感じた外国人であれば、惜しみなくお金を払ってくれる可能性は十分あります。

 

 

 

佐世保で外国人向けビジネスを軌道に乗せるポイント

実際に佐世保で外国人向けビジネスを軌道に乗せるためには、どのような点に注意すべきなのでしょうか。
以下、佐世保内で外国人向けビジネスを始めるにあたり、押さえておきたいポイントをご紹介します。

 

佐世保を訪れた外国人観光客の感想をチェックする

実際に佐世保を訪れた外国人が佐世保に抱いた感想は、これから外国人向けビジネスを始めるにあたり、貴重な意見となります。
近年では、各種旅行サイトの口コミやSNSなどで、個人がかんたんに感想・意見を公表できるようになり、多くの観光客がその情報を参考にしています。

どの国の人が、どんな商品・サービスによって、どのような感想を抱いたのか。新しくビジネスを始める前に、これらを十分にリサーチすることが大切です。

 

積極的なコミュニケーションを心がける

外国人観光客は、総じてフレンドリーな対応を評価する傾向にあるため、掲示情報やメニューの多言語化だけでは不十分です。
言葉が通じるかどうかではなく、外国人と積極的にコミュニケーションをとっていこうとする姿勢が評価されるため、笑顔・表情・態度も重要なポイントになるでしょう。

 

環境や菜食主義・宗教などへの配慮

SDGs・サステナビリティへの配慮が各国で進められる中、日本では使い捨てプラスチック製品が売られていることも珍しくなく、この点につき外国人観光客が難色を示す場合があります。
日本全体のイメージダウンにもつながりかねない問題のため、少なくとも自社で商品を提供する際は、環境に配慮した資材、食器などを選びたいところです。

また、日本の飲食店では一般的に食に対するルールが柔軟であることから、ベジタリアンやムスリムの人向けのメニューを用意していないお店も数多く存在しています。
特定の食材が食べられない人に配慮するだけでも、需要を取り込むことにつながります。

 

 

まとめ

米軍基地のある佐世保では、外国人観光客を受け入れやすい土壌がある程度整っています。
外国人観光客の中には、地元民と同じ体験をしたいと考える人も多いことから、普段提供している商品・サービスを外国人観光客に提供できるような体制を整えるだけでも、大きなビジネスチャンスをつかめる可能性があります。

しかし、日本人に提供しているものをそのまま提供するだけでは、外国人が戸惑ってしまう可能性もあります。
外国人観光客が特に好むメニューや体験を、菜食主義など多様なケースに配慮しつつ、英語で臆せずコミュニケーションをとりながら提供することが大切です。