2024年11月18日
起業・融資
創業計画書・事業計画書の基本的な書き方|それぞれの違いについても解説
起業・経営に役立つ知識
起業にあたって自己資金が十分でない場合、日本政策金融公庫や金融機関から融資を受けようと考えている人は多いかもしれません。
そのためには、創業計画書または事業計画書を作成・提出する必要があります。
創業の時点で融資を受ける予定がない場合でも、事業計画書を作成しておくと、創業当初の目標を振り返るのに役立ちます。
この記事では、創業計画書・事業計画書の基本的な書き方について、それぞれの違いに触れた上で解説します。
創業計画書と事業計画書の違い
創業計画書は、起業・開業時の融資を受ける際に作成する書類です。
これに対して事業計画書は、すでに立ち上げた事業の運営・拡大を目的として、融資や補助金を受ける際などに作成する書類です。
そのため、記載内容がそれぞれの書類で若干異なり、作成の難易度にも違いが見られます。
一般的に、事業の実績がない中で作成する創業計画書の方が、作成の難易度は高いとされます。
創業計画書に記載する項目と書き方
主に創業融資を受ける際に必要な創業計画書は、次のような項目について記載する必要があります。
項目 | 書き方 |
創業の動機 |
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経営者の略歴等 |
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取扱商品・サービス |
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取引先・取引関係等 |
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従業員 | 従業員が必要な場合、その人数を記載する |
借入状況 |
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必要資金・調達方法 |
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事業の見通し |
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事業計画書に記載する項目と書き方
金融機関・投資家向けに事業計画書を作成する場合、次のような項目について記載するのが一般的です。
項目 | 書き方 |
事業概要 |
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事業の内容 |
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創業メンバー経歴 |
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事業の強み・弱み |
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自社の状況
(競合・市場規模・ニーズなど) |
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商品・サービス概要 |
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販売戦略 |
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資金・収支計画 |
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まとめ
一般的に、創業計画書は「起業時の融資申請」に、事業計画書は「既存事業の運営・拡大のための資金調達」に用いられる書類という違いがあります。
創業計画書では、創業動機や経営者の経歴、事業の見通しなどが重要なポイントになるでしょう。
事業計画書では、事業概要、強み・弱み、市場分析、販売戦略、資金計画などの記載が求められ、作成にあたっては入念な準備や情報収集が求められます。
どちらを作成する際も、実現可能性・説得力のある内容を意識してまとめることが大切です。