2026年01月10日

起業アイデア

起業アイデアの見つけ方|基本的な考え方やコツ・事例を紹介

起業・経営に役立つ知識

 

日本における起業のハードルは年々低くなっており、Webを活用することで、アイデア次第では個人でも起業が可能な時代を迎えています。
その一方で、起業に憧れを抱いているものの、具体的なアイデアが出ないという人も多いかもしれません。

起業にあたっては、自分のやりたいこと・できることをベースにしつつも、利益が見込めるビジネスモデルを構築することが欠かせません。
この記事では、そんなビジネスモデル構築に必要な起業アイデアの見つけ方について、基本的な考え方やコツ・事例などをご紹介します。

 

 

起業アイデア発見の基本的な考え方

よほどの天才でもない限り、画期的なアイデアが突然空から降って来ることはありません。
そこで、普段から起業アイデアのヒントにつながる情報を集めることが、アイデア発見の基本的な考え方になります。

具体的には、次のようなアプローチでヒントを得る方法が一般的です。

 

心の内にある「不満」や「要望」を掘り下げる

普段の生活の中で、面倒だと思いながらも続けていることはありませんか?
よく「アイデアは不満から生まれる」といいますが、多くの人が不満を抱えている問題であればあるほど、それを解決したときのインパクトは大きくなります。

例えば、かつて卓上びんタイプが主流だった醤油さしは、近年ではボトルタイプへと進化しています。
ボトルタイプでは、こぼれにくさ・酸化しにくさがプラスされ、消費者は新鮮な醤油を味わえます。

このように、既存の製品やサービスに抱く消費者の不満・要望に焦点を当てると、より評価されやすいアイデアが生まれる傾向にあります。

 

自分の得意分野と不満をリンクする

いくらアイデアが生まれても、それを自分が解決できるよう動けなければ意味がありません。
よって、頭の中に思い浮かんだ不安が、自分の得意分野を活かして解決できるのか、リンクさせる意識でアイデアを練りましょう。

例えば、自分は営業が得意で、営業に苦手意識を持っている部下に不満を感じているなら、ノウハウをパッケージングして売る方法を考えてもよいでしょう。

 

他者から発想を得る

起業を目指している人、または実現している人から話を聞き、それを自分のアイデアへと昇華するのも一つの方法です。
自分だけではなかなか気付きにくい、他者目線での意見が聞けると、アイデアの種を拾うのに役立ちます。

良い人間関係が構築できれば、同時期に起業した仲間と仕事を回し合うなど、メリットの大きい人間関係を築くことにもつながります。
異業種交流会に参加したり、商工会議所などが開催するイベントを活用したりするのがおすすめです。

 

 

 

 

 

起業アイデアを見つけるコツ

自分に実現可能な起業アイデアを見つけるには、次にあげるコツを意識してアイデアを練ると効率的です。

 

ひたすら紙に書き出す

いきなり良質のアイデアを生み出そうとせず、まずはどんなに陳腐に思えるアイデアでも見捨てず、ひたすら紙に書き出していきましょう。
最初のうちは「数」にこだわって作業を進めていくと、いつの間にかアイデア出しに対する抵抗が薄らぐはずです。

 

人と話す

自分の中でアイデアをアウトプットするだけでは、それがビジネスになるかどうか分かりません。
友人・知人にアイデアを話し、その中で不足している点や加えるべき点が見つかれば、アイデアの更なるブラッシュアップが期待できます。

コミュニケーションをとる中で、誰かの「不満」が分かれば、それが大きなヒントになります。
起業アイデアを考える際は、自分だけでなく他の人の不満にも耳を傾け、SNSなどの投稿にも目を通してトレンドを把握するのがおすすめです。

 

視野の範囲を調整する

一つのアイデアに固執していると、その先にあるチャンスに気付けない場合があります。
そこで、次のような手法を使い、視野の範囲を調整してみましょう。

 

  • アイデア同士を掛け合わせる(「ノック式消しゴム」など、異なる文房具の特性を掛け合わせる)
  • アイデアの対象を絞る(「夏限定」など、商品販売の時期や対象者を絞る)
  • ニッチにアイデアを調整する(「30代男性限定」のように、販売対象を大幅に絞るなど)

 

実現可能性と難易度を検討する

ここまで紹介してきた方法でアイデアをたくさん集めたら、次はそれらが実現できるかどうか突き詰めて考えていきましょう。
おそらく、実現可能性の高いアイデアは限られるはずです。

最低でも、自己資金・ターゲット・競合について十分検討できるアイデアでなければ、ビジネスを軌道に乗せるのは難しくなります。
思いついた起業アイデアは、まず実現可能性と難易度を検討する習慣をつけておき、その上で実現の確度が高そうなものから着手することをおすすめします。

 

 

起業アイデア事例

実際にアイデアが具体化したケースは、自分がアイデアを出す際の参考になります。
例えば、次のようなアイデアは私たちの仕事や生活に密着しており、起業アイデアのヒントになるはずです。

 

株式会社カミナシ 現場で働くノンデスクワーカーが、紙ベースでの作業に忙殺されていることをきっかけに、現場管理をノーコードでアプリにできる現場帳票システムを提供するペーパーレス事業を展開
軒先株式会社 使用されていないスペースをシェアするアイデアをベースに、ポップアップストア運営や使われていない駐車場のシェアをサポートする
株式会社とくし丸 スーパーの大型化・郊外化にともない生まれた買い物難民を対象に、生鮮食品をトラックに積んで販売する「移動スーパー・とくし丸」を運営

 

 

まとめ

Webの活用など、起業のハードルが下がった現代において、具体的なアイデアに悩む人は少なくありません。
しかし、起業アイデアは、自身の「不満」や「得意分野」を深掘りし、他者との交流からヒントを得ることで発見できるものです。

アイデアをたくさん出した後は、自己資金やターゲット、競合を考慮し、実現可能性と難易度を慎重に検討することで、ビジネスとして軌道に乗る確度の高いものが見つかるでしょう。
成功事例も参考に、ぜひ自身の生活に密着した、課題解決型ビジネスの創出を目指してください。