2023年03月24日
カフェ開業
【起業ノウハウ】カフェを始めるには?失敗しないための準備
起業・経営に役立つ知識
近年、お洒落なカフェや個性的なコーヒーショップが増えています。sns映えするドリンクやスイーツ、ゆっくりとくつろげる心地の良い空間など、コンセプトや強みは様々です。
憧れのカフェ開業ですが、「どのようにカフェを始める準備をすればよいか分からない…」「カフェを開業するのも、お店を続けるのも不安だ…」と開業に関する悩みは尽きず、実際にお店を始める人はほんの一握りです。
今回はカフェを始めたい人に向けて、開業までの手順を4つのステップで解説します。開業に必要な準備ができたら、資格や申請の手続きをしましょう。最後にカフェ経営を成功させる秘訣もご紹介します。
カフェ開業のために必要な4ステップ
準備段階で考えなくてはならないことが山積みで、カフェ開業を途中で挫折してしまう人は多くいます。
まずはカフェを始めるために必要な準備を4つのステップでご紹介します。一つずつ準備して、開業を達成しましょう。
コンセプト決定・事業計画
カフェを始めるにあたって、コンセプトが決まらなければ準備は始まりません。開業準備のファーストステップはコンセプト設計であり、お店づくりの最重要ポイントです。
- どのような営業スタイルか
- どのようなお客さんをターゲットとするのか
- どのような立地で開業するか
上記の条件などから、あなたが理想とするカフェのコンセプトを考えましょう。
開業資金
理想のカフェの経営業態が決まれば、コンセプトを基に立地や提供メニュー、客層などそれぞれの条件から開業資金がどのくらい必要かを算出します。
初期費用は、大きく分けて
- 物件取得費
- 内装工事費
- 厨房設備費
- 家具、食器類
があります。その他にも、運転資金や広告費用、人件費を準備しておく必要があります。
一般的な開業資金は約10坪で500万程度といわれています。
物件の取得費とは、店舗を借りる時に発生する費用です。賃料の12ヶ月分程度を見込んでおきましょう。(保証金10ヶ月、1ヶ月分の家賃、仲介手数料)また、物件の規模や立地によって相場は変動します。地方だと駐車場の有無など集客に関わる部分も含め慎重に選びましょう。
内装工事の費用はお店のコンセプトをどこまで具体化するかによってピンキリです。内装や設備を前の店からそのまま受け継ぐことで安く済ませる方法もありますが、お店のコンセプトに合わない内外装では本末転倒です。理想のカフェに近づけるためにはお金をかけるべき部分にはかけたいものです。その上で節約できる部分があれば、素材をワンランク落とすなどの工夫をします。
開業資金を調達する手段としては、
- 自己資金
- 自治体や国の助成金・補助金
- 融資
があります。
近年では、資金調達の手段の一つとしてクラウドファンディングも人気です。開業前にお店を宣伝したり、ファンを集めることができます。上手く活用するとよいでしょう。
物件選び
カフェ開業における立地選びは非常に重要です。物件を決定するまでにある程度時間を確保することをおすすめします。決定までおよそ6ヶ月〜1年の期間を見ておくとよいでしょう。
また立地以外に店舗の内装についても注意が必要です。店舗内構造は開店後のオペレーションに大きく影響します。作業効率のよい厨房にするためにも、店舗内のお店づくりの視点も忘れないようにしましょう。
店舗メニュー考案
物件やオープンまでの工程が決まれば、店舗メニューを考案します。
コンセプトを基にターゲットとしたお客さんに
- どのような商品を
- どのような価格で提供するか
- お店の強みとなる看板メニューはなにか
などをしっかり決めましょう。
店舗メニューはお店の個性を最大限に発揮します。仕入れ価格や原価率、売上利益の計算など、経営視点も忘れないようにしましょう。